藤澤仁奈 CD〈Recital〉「レコード芸術」誌・準特選盤に選出

4月号の音楽雑誌でCDの推薦文が掲載されています!!

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レコード芸術「準特選盤」
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音楽現代「注目盤」
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stereo「今月の優秀録音盤」
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(※一部抜粋)

“このCDを録音した時、藤澤仁奈はまだ27歳だったようだが、その若さにしてこれほどの深い内容の演奏が可能とは。驚きを禁じ得ない。彼女の音楽的な言葉遣いは実に若々しいのだが、ひとつひとつの音に対する深い思慮と洞察は、豊かな音楽経験とたゆみない学びの積み重ねなしでは得られないもののように思えるからだ。バッハの《無伴奏チェロ組曲》第3番には、そのような藤澤のポリシーが結実しており、個々の音への、フレーズへの真摯な向かい合い方とそれらの意味づけ、和声への深い理解、そして虚飾を排してシンプルな表現に徹したその態度は、聴き手を深い思慮に誘う。ある意味、チェロで弾くよりも彼女のマリンバでの演奏のほうが、この作品の本質に迫っているのかもしれない。実際、トレモロを使う以外に音を伸ばす手段がないマリンバの演奏で生じる音楽的な「余白」が、実に美しく印象的だ。セジュルネやゴリニスキらのマリンバのためのオリジナル作品でもその姿勢は変わらず、一語一語はっきりと、しかし品格を失わずに語るかのようなそのアプローチの結果、音楽の造型は驚くほど鮮明で響きが透明感に溢れている….”
(レコード芸術4月号:後藤洋)

“藤澤仁奈は国際マリンバ・コンクールで優勝するなど国内外で高い評価を受けている期待の若手奏者。素材に備わる柔らかな響きを効かせたまろやかな打鍵が印象的… 楽曲の構造や構成要素を精緻に掘り起こしていくあたりは職人的。一方、息の流れが一貫しているためか、全体を通じて漂う独特の空気や色合いも大きな魅力。…これがファースト・ソロ・アルバムとは思えない。自身の音楽性や世界観がよく表れている。”
(音楽現代4月号:能登原由美)


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    藤澤仁奈「Recital」